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あれから
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3月11日の震災で、亡くなってしまった宮城県の友人。被災した岩手県の友人。そして、昨年から入退院を繰り返していた母が逝ってしまった7月。震災以降、私の中にある言葉からでは見つけられない悲しみが、ずーーーっと胸の深い所で渦巻いていた。感情をあらわにしてしまうと、何かが爆発しそうで泣く事すら怖かった。ただひたすらに思考を停止させたまま過していたのに、せっかく緩解をむかえていた潰瘍性大腸炎が再燃してしまった。下血や関節の痛みとの闘いが始まってからは、母が望んでいたであろう私との関わり合いは薄くなってしまっていた。そのことが自責の念となって、胸が押し潰されそうだった。それでも、苦しみは潜在意識の中に閉じ込めて、諸々の懸案事項の解決のために、考えるのではなく、体と相談しながら動くことを始めた。夫からの精神的自立を果たし、昨年の5月から始まった息子関係の手続は総て完了し、青年後の後見人の見通しも立ち、あとは、親亡き後の生活が、つつがなく過せるようにとの準備を進めるのみとなっていた。息子のために結果を出そうと奔走していた私のその総てを、母は分っていたのかもしれない。孫の行く末に安堵したかのような静かな旅立ちであった。94歳という長寿ではあったけれど、何歳であっても親の死は寂しく悲しい。眠れない夜が続き疲れきっていたけれど、それらも時間が解決してくれているように感じるし、悲しい涙は流さないと決めてから7年、確実に強くなっている精神にも救われている。それでも、もう少し時間はかかりそう。今日は、息子の将来に関する話し合いのために福祉課に行くことになっている。今のところ、息子のためには動いているけれど、これが、私を少しずつ元気へと導いてくれている。自分自身との闘いは嫌ではないので、安らかに運命愛を志向中。これからが凄~く楽しみ。

7月、あれから・・・リスタート


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7月、あれから・・・リスタート
by akarenge | 2011-08-23 12:46 | 思うことありて
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